怒鳴られる毎日
ブラックバイトといえば、以前は学生や若いフリーターがターゲットになっていた。
しかし最近では、中高年の労働市場でもこの言葉が注目され始めた。
ブラックなコールセンターで働く元美人キャリアウーマン
Yさん・女性(50代前半)、都内在住、前職・メーカー経理
前職の年収・500万円、現在の年収・190万円
20歳も下の女性リーダーから「ババァ、もっと早く話せないの?」「時給がもったいないよ!」と怒鳴られる毎日です。
簿給で働く毎日
週6日勤務で働いても、手取りは14万円弱。
電話の声が聞き取りにくくなったり、話すスピードも落ちてきて、そのうちクビになるんでしょうね。
五十の手習いで始めたコールセンターでの仕事の苦労について、そう吐露するYさん
8時間労働で日給は「6500円」、始業1時間前に出勤させられるが、それは時給にカウントされない。
群馬県内に空き家となった実家があるが…
そこでは今の年齢で働ける職場がなく、都下の家賃6万円のアパートに住み続ける。
母親の介護のために退職
そんな彼女だが、10年前まではいわゆる「キャリアウーマン」だった。
しかし40歳の時、母親の介護のために退職。
6年前に母が死去したのち、派遣会社に登録して仕事に復帰した。
5年の間に、事務や経理のIT化が驚くほど進んでいて、浦島太郎状態でした。
複数の派遣先を1年未満で雇い止めになり、ついに派遣会社からサジを投げられた。
その後、アルバイト求人サイトで見つけたのが今の仕事だ。
もう昔の面影はない
これでも昔はモテた。芸能事務所からスカウトされたこともあるとYさん。
失礼ながら、その面影は今はもう見られない。
女として高く売れたときに結婚しておけばよかった。
そう溜息交じりに漏らすYさんだった。
40代後半とか50歳を超えて仕事を探すとなると、男性も厳しいと思いますが、女性はさらに厳しいと思います。
それが今の仕事の実情だと思います。
年齢の壁は厚い
私は以前IT関係の仕事をしていて、異業種からIT業界に復職しようと試みたことがありました。
しかし、数年間の長いブランクがあったことと、当時は30代後半になっていたので…
年齢の壁が邪魔をして、IT関連の企業を十数社受けたのですが、結局どこにも採用されませんでした。
相応のスキルがあれば別ですが、ブランクがありましたので、年齢相応の高いスキルを身に付けことは無理でした。
そこで上記のYさんも私と同様に、年齢の壁に阻まれたのだと思います。
これがもっと若ければ、状況は変わっていたと思いますし、転職するには、それだけ年齢が重要になると思います。
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