現在の有効求人倍率は?
厚生労働省が発表した平成29年8月の有効求人倍率は、前月比「0.01ポイント上昇」の「1.52倍」と高い水準でした。
ちなみに、上記の有効求人倍率の1.52倍とは、バブル期で最も高かった1990年7月の「1.46倍」を上回る数値になっています。
また、失業率を男女別に見ると、男性「3.1%」女性「2.5%」で、女性の失業率は、1993年5月以来の低水準だったそうです。
そして、この数値だけみると、日本の景気は回復しているようかに見えると思います。
そもそも有効求人倍率とは?
有効求人倍率とは、ハローワークに登録された「有効求人数」を「有効求職者数」で割った数値で、契約、派遣、嘱託、バイトなどを含みます。
また、ハロワークに登録していない「引きこもり」「ニート」、また、ハローワークに登録していない転職希望者などの数字は反映しておらず・・・
その人数が多いことを考えると、倍率の分母・分子ともに実情を反映していないため「形骸化」(けいがいか)している数字だといえると思います。
形骸化とは、実質的に意味がないという意味で、要は、上記に理由から有効求人倍率が高いからといって、必ずしも雇用の状況が良いとは限らないということです。
景気は回復してる?
そのような状況で、景気が回復しているのかイマイチ不明で、地方に至っては、まだまだ景気が回復したとはいえないといいます。
それは、地方の求人数(求人倍率)は、まだまだ低い状況だからで、高齢になってから仕事を辞めてしまうと、地方で再就職するにはかなり厳しい状況だといいます。
そして、地方の求人の多くは、介護、飲食、営業、肉体労働など、やりたがる人が少ない仕事しか残っていない状況だそうです。
しかし、そのような仕事でもありつけた人はマシな方で、地方で高齢のダブルパンチだと、再就職することさえままならない状況だといいます。
最後に
これからの再就職については、状況的にさらに厳しくなると思っています。
それは、新卒キップで入社した会社を辞めてしまうと、何かしらのスキルがある人以外は、二度とはい上がることができないみたいな。
また、派遣やバイトなどは給料などの待遇面で、正社員との格差が増々広がって行く感じなると思っています。
それは、都心だけでなく地方についても同じで、人口が少ない地方になればなるほど、再就職するには厳しい状況になると思っています。
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