生活保護ライフとは
ある記事を読んでいて、愕然(あぜん)としてしまいました。
それは、生活保護に対して「こんな使い方はありなのか!」と思ったからです。
その記事の内容を先に簡単に書くと、60歳までに全ての財産を使い切り、その後は生活保護で暮らすという「生活保護ライフ」というものです。
以下、その生活保護ライフの内容をザックリ書きたいと思います。
将来に絶望するAさん
内容を大雑把(おおざっぱ)に説明すると、Aさんという人が老後に絶望していました。
それは、60歳を目の前にして、貯金1000万、3LDのマンション(持ち家)、後は、わずかな株と保険しか、財産として残っていなかったからです。
さらに、Aさんは今までずっと自営業をしており、年金は国民年金で、月の支給額としては「月4~5万」しかなったからです。
そして、これでは老後の生活はままならいと、将来に絶望してしまったということです。
財産を使い果たして生活保護を申請
そこで思い付いたのが「生活保護」で、生活保護が一度認められれば、一生に渡り月12万前後(予想)が支給されることになります。
それは、月4~5万の国民年金に比べたら、当人曰くというか誰でも、生活保護の方が良いに決まっていると思います。
そこで、生活保護を受けるために、60歳までに全ての貯金を使い果たし、持家のマンションで借りられるだけ借金して豪遊する。
株は売り払い、保険は解約、そして、全ての財産を使い切り、60歳で生活保護を申請する。
その後は、無事に生活保護が受理されて、晴れて60歳から生活保護ライフとなります。
生活保護って何!?
国の制度として、生活保護は認められていますので、それを制度として使うことは、日本人として認められた行為で、何ら問題ないと思います。
しかし、上記のような記事を読んでしまうと「生活保護って何!?」と思ってしまいます。
それは、生活保護は、生活に困窮(こんきゅう)している人などが使う制度であって、自分の欲求を満たすための制度ではないと思うからです。
さらに、生活保護は貴重な税金で賄われており、税金を払ってる人の気持ちを考えて、利用すべきだと思います。
やるせない気持ちになる。
しかし、上記のような使い方をされると、税金を払っている方としては、何ともやるせない気持ちになってしまいます。
そして、上記の繰り返しになりますが、生活に困窮している人が生活保護を使うなら、何ら問題はないと思います。
また、税金を払っている方も、そういった人の手助けに少しでもなるなら良いと思います。
しかし、上記のような人が今後大量に発生したとしたら、今後の日本はどうなってしまうのかと、考えてしまうのですが・・・
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