インターンで充実した日々を送る
Sさん(30歳)は、8年前に有名私立大学を卒業しました。
その後、とあるITベンチャー企業に新卒でA社に入社しました。
Sさんは、もともと「安定しているから」という理由で、公務員を志望していたそうです。
ただ、先々を考えて、いちおう一般企業も知ってから決定したいと思い…
A社でインターンをすることにしました。
そして、インターンで勤めていたときは、新しい経験の連続で充実した日々を送りました。
A社に入社することを決意
社員数は10人程度で、大学生だったSさんに、社長は気さくに接してくれました。
そして、何より仕事の楽しさを、熱心に教えてくれたそうです。
Sさん曰く「社長の熱意がすごくて、魅力的でした」とのことで…
ある日、役員のうちの1人から「うちで働いてみないか?」と誘われ、悩むことなく入社を決意したそうです。
しかし、入社後はクライアントからの無理な依頼などにもこたえ、仕事が深夜0時を回ってもまったくお構いなし。
社員の中には、心身ともに疲弊しているように見える人もいました。
休日そっちのけで仕事の日々
ただ「ここを乗り越えれば成長できる」と信じて疑わず。
休日なんかもそっちのけで仕事をしていました。
しかし、入社から1年も経つと、心身に違和感を覚えるようになっていったそうです。
そして、気が付いたら30歳を迎えてしまっていました。
そんなとき大学時代の友人から旅行の提案がされました。
友人はみんな、卒業後はそつなく大手企業に就職していて、ボーナスは年に最低2回、数カ月分はあるとのこと。
ボーナスなし、有休使えず
また、有休は比較的使いやすく、中にはリフレッシュ休暇もあり、旅行券まで支給される友人もいたそうです。
一方、Sさんの会社では、ボーナスはなく…
さらに、有休は病気以外でほとんど使ったことがなく、病気以外で使える雰囲気ではなかったそうでうす。
また、友人たちの年収を聞いているうちに、さらに気持ちがなえてしまったそうです。
そういったことがあり、後に「退職」を決意したそうです。
しかし、退職するにも退職金はなく、A社に入社したことを強烈な後悔したそうです。
運が悪かったと思うしか…
私も同じような経験をしていますので、Sさんの気持ちが凄く良くわかります。
そこで思うのは「運が悪かった」ということです。もちろん、運だけで片付けるのは、悔しい気持ちがあると思います。
しかし、入社する前に給与など詳しく調べなかった、Sさんにも問題があったと思います。
そして、新卒となると社会ことがわからず、熱意などだけで物事を決めてしまう。そんなこともあると思います。
とはいえ、それが決して悪いことだとは思いません。
しかし、ときにはそれが弊害になるというか、運が悪いことになることもあると思います。
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