社交的なKさん
人と接することが好きな、社交的な性格のKさん(56歳)
スーパーマーケットの本部で、店舗スタッフをサポートする仕事に従事していました。
ところが、40歳を過ぎた頃・・・
業界再編の煽りで、会社は吸収や合併を繰り返し、人員削減のために、早期退職の募集を始めました。
退職金は、20年間勤めたことで満額の800万円、さらに割り増しで1000万円
目先の金に釣られて退職
その額に目が眩んでしまい、会社を退職することを決意する。
また、同僚が次々に手を挙げて退職していたのも、退職を決意した理由でした。
そして、一時的に大金を手にしたKさんですが、それだけではリタイアするには不十分
そこで、知人の紹介でスーパーの社員、宅配ずしの店長、コンビニのフランチャイズオーナーなどを転々とする。
コンビニオーナーは過酷で、アルバイトに欠員が出ると、3日は家に帰れなかった。
立ち仕事で股関節を痛める。
おまけに立ち仕事で、股関節(こかんせつ)を痛めてしまい、手術することになりました。
このとき、すでに50代で、4か月の入院後、半年間のリハビリを経て退院する。
そして、病気のことを考えると、コンビニは手放さざるを得なかった。
その後、配送の仕事を始めたのですが、悪い流れは続きました。
今度は、もう片方の股関節が悪化してしまい、再び股関節の手術をすることになる。
妻子と離婚で貯金0円
さらに、そんな暮らしに痺れを切らした妻から、将来が不安だと離婚を切り出されました。
もう引き止める気力すら残っていませんでした。
そして、28歳のとき新築で購入した、3000万円の一軒家を妻子に渡した。
Kさんの現在は、貯金0円で家賃3万円のアパートで生活しながら、就職活動を続けている。
こういった記事を読むと、目先の金に目が眩んでつられてしまうと、失敗することも多いのだろうなと感じました。
もったいないと思ってしまった。
当時のKさんの年収は「650万円」でした。
そこで、割増退職金の「200万円」のために、安定した仕事を投げ出してまで、会社を辞める必要はなかっのではと思いました。
というのも、年収650万円といえば、給与的に恵まれた環境だったと思うからです。
それでも、どうしても会社を辞めたい理由があったのなら、それも致し方ないと思います。
しかし、割増退職金だけのために、もし会社を辞めたのであれば、もったいないことをしたのではと思います。
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