悲惨な老後
真面目に働いていたはずなのに、悲惨な老後が待っていた。
65歳以上がいる世帯の相対的貧困率は「27.0%」にのぼり、生活保護世帯の「45.5%」が、65歳以上になります。
これが今の日本の現状になります。
そして、心身が衰えて一人だけでは生活していけないとき、貧困老人たちはどうするのか?
その行き着く場所の一つが「介護施設」になります。
入居待ち状態の特養
月額20万~30万円払えるなら、民間の有料老人ホームに入ることができます。
そして、お金がなければ、公的な特養(特別養護老人ホーム)などに入るのが現実的です。
しかし、特養は常に満杯の状態で、一施設で平均すると「117人」もの人が、入居待ちの列をなしています。
そして、特養に何年も入れないということが、普通にあります。
その受け皿として「お泊まりデイサービス」というのがあります。
お泊りデイサービスとは
お泊まりデイサービスとは、高齢者が通所して、日中の介護サービスを受けたあと…
そのまま施設に宿泊できるというものです。
しかし、お泊りデイサービスは「介護保険対象外」なので規制がゆるく、ひどい施設もあると言われています。
例えば、部屋に南京錠をかけて、そのまま出られなくしてしまうとか…
職員によっては「早く死ね!」などといって、利用者を罵倒している人もいるそうです。
利用できるのはまだマシ
そういったひどい施設でも、利用できる人はまだマシましな方です。
それは、お金がなければそういった施設ですら、利用することができないからです。
そのことで、介護の負担が家族に大きくのしかかります。
そして場合によっては、家族が介護に疲れてしまい、倒れてしまうケースもあります。
さらにひどいときには、家族の誰かがうつ病になってしまったり、亡くなってしまうケースもあります。
最後に
親の介護で心身をすり減らし、破産寸前の状態に追い込まれ、命さえ落としてしまう。
そんな事例も少なくありません。
お金がないと、介護を受けられない当人が、辛い思いをするのはもちろんですが…
家族もその影響を必然的に受けてしまいます。
そして、そうなってから考えるのでは遅く、事前に自分で介護のことを考えておく必要があると思います。
また上記のことは、他人事ではなく「明日は我が身」になることもあると思います。
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