ニートと家事手伝いの違い
ニートとは、15~34歳の非労働力人口の中から、家事も通学もしていない無業者で、求職活動もしていない人のことをいいます。
一方、家事手伝いとは、炊事・洗濯・育児など、家庭生活に必要な仕事を手伝っている人のことをいいます。
さらに厳密にいうと、ニートは基本的に働く気がない人で、家でも何もしない人のこと。
一方、家事手伝いとは、基本的に働く気はありますが、家庭の事情などで、外で働けない人のことをいいます。
例えば、親の代わりに家事をしている、兄弟の面倒を見ている、親の店を手伝っているなど、そういったことになります。
それが、ニートと家事手伝いの基本的な違いになります。
ニートはネガティブ、家事手伝いはポジティブ
ニートというと、ダメな人とか怠け者とか「ネガティブ」なイメージで使われることが多いと思います。
一方、家事手伝いというと、家のことをいろいろと手伝っているということで・・・
ニートに比べると「ポジティブ」なイメージで使われることが多いと思います。
しかし、そのどちらも外で収入を得る。という働き方をしていません。
そこで、どちらも無職ということで、そういった意味では、立場的に同じような感じになると思います。
家事手伝いは女性のみ使える特権
世間一般では、家事手伝いというと、基本的に「女性」が使う言葉になると思います。
そして、男性で家事を手伝っていても、家事手伝という男性はいないと思います。
そこで、男性が家事などの手伝いをしているとなると、ニートもしくは引きこもりといわれることになります。
しかし、女性の場合は、家事手伝いで世間的に通ることになります。
そういったことなどを踏まえると同じ無職でも、女性の方が優遇されているということになると思います。
女ニート、女性ニート
しかし、それは少し前の話しで・・・
今は、女性が家事手伝いといっても、言葉的に通用することは少なく「女ニート」とか「女性ニート」と呼ばれるそうです。
そして、ニートというと働いてないということで、下に見られるというか、バカにされることも多いと思います。
それを回避するには、家事手伝いといった方が、働く気があるとかやる気があるとかで、世間的に通用すると思います。
最後に
昔は、女性が結婚したら、家庭に入るものだとされていました。
そこで、家庭に入ったときのために、家事などを事前に覚えておけば、結婚後に役に立つということで・・・
家事などを覚えるための言葉として、事手伝いという言葉が世間的に通用していました。
しかし、現在では女性の社会進出が多くなったことなどがあり・・・
家事手伝いという言葉は薄れ、仕事をしてない女性のことを、女ニートとか女性ニートなどと呼ぶそうです。
セミリタイア人気ブログランキング ⇦ クリックして頂けると更新の励みになります!