ネットカフェ難民について
10数年前に流行っていたといったら変ですが…
「ネットカフェ難民」という言葉を聞いたことがある。という人は少なくないと思います。
ネットカフェ難民とは、その名の通り「ネットカフェで暮らしている人」になります。
由来は、住所不定でネットカフェに寝泊まりし生計を立てる若者を、2007年にテレビで放送したことが始まりです。
そこで、10数年前のことですので、すでにネットカフェ難民はいないのかと思いきや…
今でも多数存在していて、都内だけでも「4000人」いるとされているそうです。
また、この4000人という数字はあくまでも推計ですので、4000人より多い可能性もあります。
動画
そういった格安で泊まれるネットカフェに、ネットカフェ難民といわれる人たちが集まっているそうです。
そもそもお金がないので、良い悪いに関係なく否応なく、そういったネットカフェを利用するしかないのかなと思います。
まともな仕事にありつけない
ネットカフェ難民の多くは「日雇い」(日雇い派遣)や「フリーター」で、その日暮らしの人が多数になるそうです。
そして、上記のような動画を見ていていつも思うのは、なぜ日雇いとかフリーターではなく、普通に働かないのかということです。
正社員が難しいなら常用型派遣(日雇いではない)とかなら、探せばあると思うのですが。
しかし、普通に働きたくても「住所不定」だと、まともな仕事にありつけないそうです。
また、その日暮らしの不安定な仕事では、ネットカフェに泊まる以上に、食べるにも困ることもあると思います。
そこで、ネットカフェに毎日払うお金があるなら、賃貸アパートとか普通に借りれると思うのですが。
敷金礼金が用意できない
ネットカフェに泊まるのに、仮に1日1000円払うと仮定すると、1日1000円×30日=月3万円という計算になります。
そして、ネットカフェに月3万円払えるなら、安いアパートなら借りれると思うのですが。
しかし、月3万円払えたとしてもアパートを借りるには、まず敷金礼金が必要になります。
敷金礼金は、借りる賃貸にもよりますが少ないところでも、最低でも2ヵ月ほど払わなければならないそうです。
ということは、アパートを借りるまでに最低でも、敷金礼金2ヵ月+前家賃1ヶ月=9万円が必要ということになります。
この9万円が用意できずに、ネットカフェ難民を続けているということです。
ネットカフェ難民が増えている
去年から蔓延している新型コロナの影響で、一時は減っていたネットカフェ難民が、ここに来て増えているそうです。
ネットカフェ難民になってしまう例としては、新型コロナの影響で内定を取り消されたり…
また、派遣先で派遣切りにあったり、仕事がないという理由から、バイトを突然クビになった人もいるそうです。
そういったことで、ネットカフェ難民が増えているそうです。
いくつかの不幸や不運などが重なると、誰でもおちいる可能性があるのが、ネットカフェ難民になると思います。
悲しいかな、それが今の日本の現実だと思います。
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