ネットカフェ難民とは
数年前に流行った言葉に「ネットカフェ難民」(ネカフェ難民)という言葉があります。
そして、このブログを読んでいる人の中にも、ネットカフェ難民という言葉を聞いたことがあるという人は多いと思います。
ネットカフェ難民とは、日雇いや派遣などの仕事をしながら、ネットカフェで寝泊まりして生活している人のことを差していいます。
なぜネットカフェで寝泊まりして生活しているのかというと、それは、部屋を借りるための保証金(敷金や礼金など)がないからで・・・
そのため、保証金がいらないネットカフェに住んでいるということです。
ネットカフェ難民は今でも存在する。
ネットカフェ難民の言葉が流行ったのは数年前の話しで、今では全くといっていいほど耳にすることはありません。
ですので、そんな人はもう日本には、存在しないと思っている人も多いと思います。
しかし、今でもネットカフェ難民は多く存在していて、私自信も実際ネットカフェ難民を何度も見たことがあります。
私はたまにですが、仕事の帰りや仕事が休みのときにネットカフェを利用するのですが、そこにネットカフェ難民といわれる人が数名います。
ネカフェがなかった昔の話し
昔は、ネットカフェや漫画喫茶や個室ビデオなどの場所は存在しませんでした。
ですので、 住む家がない多くの人は、24時間営業している「サウナ」や「健康ランド」などを利用したいたとのことです。
もしくは、1日2000円前後で利用できる、安宿を利用していたとのことです。
しかしその後は、安く利用できるネットカフェが多く普及したことで、多くの人がネットカフェに移って行きました。
そして、テレビ番組でネットカフェを24時間利用する人のことを取り上げ「ネットカフェ難民」と名付けたのが、ネットカフェ難民の語源の由来だといわれています。
ネットカフェ難民の実態
ネットカフェ難民の実態は、日中は日雇いや派遣などの仕事をして、仕事が終わると適当に時間を潰します。
そして、夜になるとネットカフェに来て、安いナイトパック(夜割)を利用して夜を明かす。
長時間滞在するとお金が掛かるので、早朝にはネットカフェを出て、どこかで暇を潰してから日中の仕事に行く。毎日その繰り返しです。
また、日雇いや派遣は定期の仕事ではないため仕事がない日は、お金があれば1日中ネットカフェで過ごし、お金がなければ適当に外で時間を潰します。
日雇いや派遣は、給与が安くお金を貯めることができません。
そのことで、部屋を借りることができない。そして、部屋を借りられないからネットカフェで寝泊まりする。という悪循環になっています。
最後に
ちなみに、ネットカフェ難民になる人の確率は「2万人に1人」といわれています。
それは、一見すると低い数字に見えますが、しかしそれは国が知らべた結果で、実はもっと多くのネットカフェ難民がいるといわれています。
そしてこれからは、所得格差が今以上に広がることで、ネットカフェ難民が今以上に増える可能性があると思います。
ネットカフェ難民は、昔のことだと思いががちですが、実は今でも多く存在していて、今後は増える可能性があると予想されています。
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