貯金がなくても老後は安心の時代
その昔、貯金などしないのが、当たり前の時代でした。
その理由は、貯金がなくても安心して、老後が送れたからです。
例えば、昔の年金支給は「60歳」からでした。しかし現在は「65歳」からになります。
もちろん、年金は前倒しできますので、希望すれば60歳から支給が可能です。
しかし、60歳からの支給にすると、もらえる年金は大幅に少なくなってしまいます。
さらに、昔の貯金の金利(税引後)は「7%」とか「8%」でした。
貯金1000万円で悠々自適の老後
そこで、マイホームを購入して、1000万円貯めて定年退職すれば、老後は安泰だといわれていました。
例えば、年金の支給額は、厚生年金を満期で払っていれば、少ない人でも20万円程度になったと思います。
そこに貯金の金利が、上記の1000万円から試算すると、月6万円から7万円になります。
それを合計すると、月26万円~27万円使える計算になり、老後は安泰だったということです。
さらに、マイホームの支払いが済んでいれば、家賃もタダになります。
一方現在といえば、厚生年金を満期で払っても将来的な年金は、平均すると月15万円程度になると思います。
貯金の金利はほぼ0円
さらに、貯金を1000万円貯めようが、3000万円でも5000万円でも、その金利は「無」(0円)に等しいです。
そこで、貯金の金利を年金の足しにする考えは、無理ということになります。
ですので、老後のことを考えるなら、毎月一定額をコツコツと貯めて、老後に備える必要があると思います。
さらに、昔に比べると税金などが上がっていますので、今の生活費が安いというわけでもありません。
むしろ、これから税金などは上がると思いますので…
老後のことを考えるなら、税金のことを含めてというか考えて、より多くの貯金が必要になると思います。
60歳以降も働くのが普通の時代
昔は、60歳で定年退職したら、あとは悠々自適の生活が待っていました。
それがわかっていたからこそ、定年退職するまで一生懸命働くことができたと思います。
一方現在は、60歳で定年退職したからといって、悠々自適の生活が待っているわけではないと思います。
そこで、老後のお金が足りないからと、多くの人が60歳以降も働いています。
むしろ、60歳以降も働いて、中には70歳まで働く人も珍しくありません。
それを時代の流れといってしまえば、それまでだと思いますが、それでも世代間格差は、是正すべきだと思います。
ネガティブ思考の私
特に就職氷河期世代は、これから10数年後に定年退職すると、多くの人はカツカツの生活になると思います。
そういった弱者を、全て救済しろとはいいませんが、何かしらの対策は必要だと思います。
そして、そんなことを考えていると、ギリで就職氷河期世代という、中途半端な時代に生まれてしまった私は…
今後も中途半端に生きるしかないのかなと、少しネガティブに考えてしまうときがあります。
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