労働人口の約4割は非正規
世の中には、報われない努力があるのも事実です。
そこで、貧しい生活を強いられる状況は「努力不足による自己責任」と言い切れるのか?
派遣や契約社員を含めて非正規労働者は、労働人口の「約4割」と年々増加しています。
特に現在の30代後半~50代は、就職氷河期世代だけにその割合は高い。
それでも、フリーターや日雇いなどでも、低賃金で厳しい生活ではありますが、食べられる状況にあります。
しかし、定職ではないため何年働いても、技術や知識などは身に付かない。
自己責任だけでは片づけられない
そんな人たちが就職できるのか、と問われたら難しい現実があります。
それは、彼らは高給な仕事を奪い合う、過酷な椅子取りゲームに参加させられ、競り負けて貧困に陥った人だからです。
そんな社会状況の中で「自己責任」と切り捨てられるのはおかしな話しです。
そして、失業しても家さえ失わなければ、生活を立て直すことが可能です。
しかし、一度ネットカフェ暮らしや車中泊を始めてしまうと…
新たに住宅を契約することは難しく、そこから這い上がるのは困難だといいます。
就職したホテルが倒産
都内のネットカフェを転々とし、漂流生活を送っているMさん(40代前半)は、まさに当事者の一人です。
Mさんは、高校卒業後に就職したホテルが倒産
その後、肉体労働を転々とするなか腰を痛めてしまい、38歳から中年フリーターに。
地元では仕事がないので、東京に出てきました。
ネットカフェは、本来1~2週間程度の仮住まいのはずでした。
しかし、正社員になれずもう2年目を迎えています。
日雇いでお金が貯まらない
現在は日雇いで、時給1200円を稼ぐものの収入は安定せず、家を借りるお金が貯まらない。
年収は100万円ぐらいで、食事は24時間営業のスーパーで…
深夜になると半額になる、200円弁当や50円のおにぎりなどです。
そこで私が思うのは、家を借りるお金が貯まらないといいますが、都内でも2万とか3万で借りれる部屋があります。
仮に月3万円の部屋で、敷金と礼金と前家賃で3ヶ月分払ったとしても、合計9万円です。
さらに手数料などで、1ヶ月分多く見積もっても12万円です。
まずは部屋を借りること
そして、Mさんは日雇いなので、12万円も貯められないということなのか?
もしくは、親や親戚や友達や知り合いなど、どうにかして頼ることはできないのか?
とにかく、まずは部屋を借りて日雇いではなく派遣なら、比較的楽に定期の仕事に就くことができると思います。
それが厳しいとなると、現在の日雇いを抜け出すことは、難しいのかなと思います。
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