マイルド貧困とは
マイルド貧困とは、下流でもなければ中流でもない人のことで、下流以上中流以下といった感じの人のことになります。
私が学生時代のときには、今とは違い中流家庭が多くマイホームを持つのが夢、という家庭が多かったと思います。
そして、子供を2人産んで実際にマイホームを購入して、家族で一緒に過ごすというのが、常識というか習わしみたいなものだったと思います。
しかし、今では非正規で働く下流といわれる人が増え、その数は900万人を突破したといわれています。
日本の将来に希望を持てない若者
そのことで、経済的な事情から結婚することを諦めてしまい、現在未婚の30代や40代が増え続けています。
そして、日本は少子化が進んでしまい、多くの現役世代は「年金は大丈夫なのか?」などと、日本の将来に多くの不安を抱えています。
さらに、20代の若者たちの中には、将来に希望を持てないなどと嘆いている人もいて・・・
大学を卒業しても就職せずに、フリーター生活で好きなことをして暮らす。という若者も増えているそうです。
マイルド貧困が増えている現状
そこで、下流ではないけれど中流でもない、マイルド貧困が増えているといいます。
ある国立大学を中退してしまったAさんは、27歳で現在キャラクターショップに勤めているといいます。
また、給与は「手取18万」で、生活費以外の残りのお金は、好きな「カードゲーム」の購入に充てているそうです。
そして、こういった記事を読むと、中には「もっとしっかりしろ!」とか「27歳でカードゲームって…」と思う人もいるかと思います。
僕は僕
しかしAさん曰く、大学を卒業した地元の友人の中には、公務員や大手企業などで働いている友だちもいるけど・・・
ソイツはソイツ、僕は僕だと語っているそうです。
そして、Aさんはわずかながらも自由なお金があり、生活に困るような深刻な困窮状態には陥ってはいません。
しかし、将来の仕事や結婚などに対しては不安を抱えていて、Aさんのような状態を「マイルド貧困」と呼ぶそうです。
時代の流れは早いですね。
私が社会に出たころは、学校を卒業したら就職するのが当たり前の時代で、就職しないという人はほぼいませんでした。
就職しない人は、家庭の事情で就職しなかったり、大学院に行くなどの人でした。
それから時代は流れて、今では就職する人は就職するし、就職しない人は夢を追ったり、自分探しをしたりなどで・・・
そういった人も増えていて、そこでAさんのようにマイルド貧困といわれる人も、増えているのだと思います。
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