現実は甘くない
以下、ある記事の抜粋になります。
個人投資家に人気なのが株式投資です。おそらく、FXなどとは違って仕組みがシンプルで、とっつきやすいのでしょう。
最近は「人生100年時代」や「老後不安」といった煽りを受けて、株式投資を始めるケースもあるようです。
とはいえ、投資を学んでいきなり「安定収入が得られる」ほど、現実は甘くありません。
経済学者のブラッド・バーバーとテランス・オーディーンらの研究によると、個人投資家の多くは「投資が下手」というデータが得られています。
それでも分散投資や資金管理の基本さえ抑えていれば「大損」することは滅多にありません。
危険を理解する
とはいえ、この業界は怪しげな教材や投資先を薦めるビジネスも多いです。
そのせいで、騙されて失敗する人や、間違った投資法で失敗する方も多いようです。
手堅く、インデックス投資をやっていれば、話は別なのですが……。
中でも深刻なのが、退職直前ないし退職後に「なけなしの財産を失ってしまった」というケースです。
いきなり辛口な言い方をすると「なくなると困る財産を株式投資に回している」という時点でリスクの取りすぎ、大間違いです。
損をした方はまず、リスクを取りすぎることの危険をしっかりと理解しましょう。
投資信託の積立投資が無難
また、難しいはと思いますが「損を取り戻すために投資をする」という考え方は、捨て去りましょう。
家族がいる場合は、損をしたことを家族に打ち明けましょう。悪いニュースほど早く伝えるべきです。
次に行うべきは、不良債権(ボロ株)の処分です。
株式市場に、魅力的な株はそう多くありません。逆に割高でひどい株はたくさんあります。
株式投資で損をすると「何に投資をすればよいのわからなくなりました」のように、何も信じられなくなってしまう方もいるようです。
そのような場合は、新たな投資先を見つけ直す作業が必要です。
自分の腕に自信が持てるまでは「インデックス型の投資信託」に積立投資をするのが無難。
重要なのはリバランス
重要なのは、資産配分の再調整(リバランス)です。
金融情報誌である「ファイナンシャル・アナリスツ・ジャーナル」に掲載された論文によると、投資成績の8~9割は、資産配分で決まったことが確認されました。
ここでの資産配分とは、資産のうち「株式」と「債券(現金)」への配分のことです。
株式への比重が高まるほど、好景気に強くなります。一方、債券(現金)への比重が高まるほど、不景気に強くなります。
株でなけなしのお金を失ったという方は、株式への比重が高すぎます。
この配分を続けていると、文字通り一文無しになってしまうかもしれません。
身の丈にあった株式投資
上記を読んで、しきりに「インデックスファンド」をすすめていますが…
株式投資は市場の状況により変化しますので、インデックスファンドだろうか現物株だろうが状況は同じになると思います。
もちろんインデックスファンドが悪いというわけではありません。
また、株式投資は自分が許容する範囲で投資していれば、大損して泣かされるということはないのかなと思います。
ましてや老後資金を失うほど株で大損したとなれば、それはリスクを大きく取り過ぎなのだと思います。
そこで、自分の身の丈に合っていることが、株式投資には大切だと私は思います。
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