くら寿司が年収1000万円で幹部候補生を募集
くら寿司が公開した「エグゼクティブ新卒採用」の募集条件が話題になっているそうです。
その理由は、幹部候補生を「年収1000万円」で募集しているからです。
2020年春入社の新卒採用において、26歳以下でTOEIC800以上、簿記3級以上を持つ人材を10人ほど採用する計画だそうです。
なぜくら寿司が、年収1000万円もの大金をはたいて、幹部候補生を募集しているのか?
海外展開のための人材
その理由は、海外事業を2本目の大きな柱に育てようとしているからだそうです。
そこで、海外展開を積極的に行うための人材が、足りていないからだそうです。
しかし、何年も中途採用で、経営の中核を担う人材を募集してきたが、人材不足は続いているといいます。
そこで、若い人の中に優秀な人材がいるのではと思い、新たに新卒採用も行うことにしたそうです。
しかし、人材不足が何年も続いているのに、ましてや新卒が飲食業を選ぶでしょうか?
年収1000万円のハードルは高い!?
エグゼクティブ新卒採用で採用した学生は、経営理念や店舗業務などを学ぶための研修を2年間受ける。
その後、1年程度の海外研修を経て配属となる。
幹部候補となった学生は、年俸制での雇用となり、実績ベースで1年ごとに年収を見直す計画
期待に見合った成果を出せなければ、2年目以降は年収が下がる可能性もある。
そして、研修を受けただけの新卒に、年収1000万円も払うのですから、ハードルは相当高いと予想します。
飲食業を選ぶのかという問題
中途採用ならともかく、3年間の研修を受けたからといって、新卒は新卒であって・・・
年収1000万円になる、相応の高い売上を上げることは、相当難しいのではと思います。
また、こういっては何ですが・・・
年収1000万円を得られる高い能力がある新人が、わざわざ回転寿司屋を就職先として選ぶでしょうか?
それならば、銀行とか証券とか商事など、そういったところの方が、年収1000万円を狙うなら楽のような気がします。
最後に
そこで、バイトも含めて今働いている社員の中から、優秀な人材を集めて・・・
そこから、さらに優秀な人材を選抜した方が、個人的には良いと思うのですが、どうなんでしょうか?
私の勝手な考えですが、巷では飲食系はブラックといわれ、就職先としては、拒否される傾向が高いと思います。
また、私は外食していて、横柄な態度を取る客を今まで何十人も見ています。
そういったことなどで、経営に関する知識や語学だけでなく、相当な忍耐力がなければ、飲食系は厳しいと思います。
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