高齢者が大部分を占める日本の個人資産
日本には、総額で「1700兆円」の個人資産が眠っているといわれています。その個人資産とは、現金は元より、貯金、株、不動産などを差していいます。
そして、その1700兆円の「8割以上」は、50歳以上の世代が持つといわれていて、さらにその多くは、60歳以上の高齢者といわれる人たちが大部分を持つといわれています。
ということは、高齢者といわれる60歳以上の人の多くは、多くの資産を持ち、定年退職後の老後の生活を悠々自適にかつ裕福に暮らしをしてるのかと思いきや・・・
日本の貧困率はワースト4位
しかし、先進国(34か国)の中で、日本の貧困率は「ワースト4位」となっていて、決して裕福だとはいえない状況となっていいます。
これって話しが矛盾していますよね?一体どういうことなのか・・・
それは、一部の裕福層といわれる人たちが多くの資産を抱え、一般人とか庶民とかいわれる大多数は、それほど多くない資産を取り崩しながら老後の生活を送っているということです。
そこで「下流老人」なる言葉が、最近もてはやされているということです。
物欲がなく質素な高齢者
ただし、若いころから貯金に励むという人は少なく、それなりにお金が掛かる若者に比べ、物欲の少ない高齢者は、お金を使いませんので富が偏るのは当然だといいます。
さらに、貯金は多くても、暮らしとしては質素だという高齢者が多いのも事実で・・・
それは、仕事をしていませんので収入がなく、今ある貯金を使い切ってしまえば、将来が不安だからと質素に暮らしているからです。
また、例えば、90歳の高齢者が亡くなったとしても、相続するのは60代のこれまた高齢者になりますので・・・
そこで、高齢者たちで相続する貯金や不動産などをグルグル回してるという事実があり、高齢者が多くの資産を持つ結果となっています。
齢者が占めるのは当然!?
とにかく、60歳を過ぎて定年退職して、65歳から年金をもらうにしても、年金だけでは不安だと質素な暮らしを続け、高齢者の資産は多く減ることはない。
そこで、高齢者たちの資産が大きく減ることはなく、日本の個人資産のほとんどを高齢者たちで占めることになっているということです。
一方、下流老人といわれる資産のないもしくは少ない人たちは、年金や生活保護で暮らしていますので、やはりここでも高齢者たちの資産が減ることはない。
ということで、日本にあるといわれている1700兆円の個人資産の大部分は、高齢者が占めるというのは当然のことだということです。
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