会いに行けなくなったアイドル
ライブ1回で100万円というチェキ収入が消えた。
AKB48が確立した「会いに行けるアイドル」というスタイルが、新型コロナウイルスによって根底から揺らいでいる。
会いに行けなくなったアイドルは「コロナ時代」に生き残ることができるのか。
大型ライブハウスのレンタル料、照明、音響、舞台監督、演出の人件費、チケット代
それに100万円から200万円売れるかもしれなかったグッズなど、物販の売り上げのお金を入れたら、ツアーの損失は1000万円を超えますね。
今年2月にメジャーデビューしたアイドルグループ「煌めき☆アンフォレント」のプロデューサーである「へなぎ」さんは、そう語る。
多額の損失を抱えてしまった。
5月に予定していた、東京・大阪・名古屋でのツアーが新型コロナウイルスの影響で中止。
一瞬にして、多額の損失を抱えることになった。
ライブに出かけ、ステージを楽しんだ後に特典会(握手や記念撮影などを実施)でメンバーにも会える。
規模やシステムに違いこそあれ、日本のアイドルシーンは、そうしたシステムの上に成立してきた。
今までの収入は、ライブ後の物販のチェキ(インスタントカメラ)撮影が6割ぐらいですね。
チェキの売り上げは1回で数十万円、ワンマンライブだと100万円を超えます。それが軒並みなくなってしまった。
在宅ワークがメインのアイドル
東京と名古屋に事務所があるし、バーも経営しているから、スタッフも多くて維持費がかかります。
メンバーにたくさん還元してあげたいし、余裕を持つために、初めて国に金を借りに行こうと思ってます。
最大の収入源であるライブができない間、メンバーへの給料はどうしているのだろうか。
煌めき☆アンフォレントの場合、「在宅ワーク」になっているという。
「デコチェキ」と呼ばれる、メンバーからの書き込みが多いチェキを通販している。
手間はかかるけど、メンバーも暇ですから。
1枚5000円のチェキ
数十秒しか話せない普段のライブと違って、1枚1枚に時間をかけて、感謝を込めることもできます。
1枚5000円で60枚売れれば30万円。その半分をメンバーにあげても15万円。
なんとか15万~20万円は渡せても、普段の給料に比べたら落ちます。
それに、頭を使っていろいろやっても、たぶん続いて3カ月。
でも、今いるファンからむしり取るだけのゲームには絶対にしたくない。
新規開拓や話題作りのために、SNSで「振りコピ選手権」の企画も始めてるし、頑張るしかないですよ。
考え深いと思った。
上記を読んで驚いたのは、チェキが1枚5000円もするということで、私は「高いな!」と思ってしまいました。
それを60枚売れば30万と書いてあったことです。
それは、最近デビューしたほぼ無名であろう若いアイドルが、チェキだけで30万円も稼げてしまうことに驚きました。
ちなみに30万円といえば、私の給与の「約1.5倍」になります。
眠い目をこすり朝早くから会社に出勤して、1.5ヶ月働いてもらえる給与と同額と考えると、考え深いものがありました。
とはいえ、1枚5000円のチェキが高いか安いかは、人それぞれの価値観によると思います。
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