就職氷河期世代について
最近注目を集めている「就職氷河期世代」(就職氷河期)というキーワード
ロストジェネレーション世代ともいわれていて、1993~2004年に学校卒業期を迎えた人のことを言います。
それは、バブル崩壊後で就職することができず、そのまま30代や40代になってしまった世代
そのことで収入は少なく、引きこもりが多かったり、未婚率が高い世代になります。
そして、今になって「就職氷河期世代を支援しよう!」という流れになっています。
バブル崩壊の煽りを受ける
1990年代前半から2000年代前半にかけて、バブル経済が弾けてしまったことで、日本経済はどん底を迎える。
その煽りを受けて、有効求人倍率が1倍を切ったり、1倍前後で推移することになります。
ちなみに、1993~2004年の間で、有効求人倍率が一番最悪だった年は、1999年の「0.48倍」になります。
このことで、2人で1社の求人を奪い合うことになります。
これでは、就職したくても就職することができず、もしくは、大きく妥協して就職するしかありません。
新卒切符を台無しにされる
就職氷河期世代の不幸は、新卒切符を台無しにしてしまったことです。
新卒切符とは、高校なり大学を卒業して、最初に就職する会社を選ぶ、人生で一度しか使えない切符になります。
この大切な新卒切符をバブル崩壊で、台無しにされたことで・・・
最初に働いた会社で、つまづいてしまった人は多いと思います。
そのことで、引きこもりになってしまったり、フリーターや派遣で働くことになった人は、多かったと思います。
非正規社員の拡大
また、小泉元首相の改革の影響もあったと思います。
それは、非正規社員(派遣など)の規制を大幅に緩和したことです。
そのことで、非正規社員は増えましたが、正社員の求人は、大きく減ることになりました。
そこで、正社員になりたくてもなれない人が溢れてしまい、非正規社員に甘んじた人もいたと思います。
また、正社員の求人が減ったことで、新卒から正社員で入社する求人も減りました。
国に頼っても無駄!?
就職氷河期世代は、バブル崩壊の煽りを受けてしまった世代になります。
そして、小泉元首相の改革やリーマンショックなどの影響で、さらし沈むことになります。
そういった人のために、現在いろいろな支援をしようとしていますが・・・
仮に支援されたとしても、30代後半や40代からまともな職を得るなど、うわべだけの支援では難しいと思います。
そこで、国に頼ったところで効果は薄く、結局のところは、自分で道を切り開くしかないと思います。
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