同じ40代として気持ちがわかります。
現在ひきこもり状態の人は「40代」が最多になるそうです。
それを見て、同じ40代として「わかるわ~!」と思ってしまいました。
40代と言えば、まず偏差値教育を受けた世代で、高校に行くのも大学に行くのも、全て偏差値で決められました。
また、今でこそ学校推薦とかで、高校に行けたりしますが・・・
私のときは、そういった制度がなかったわけではないけど、使える人は一部の人だけでした。
どの大学に入るのも難しかった。
例えば、特定のスポーツに秀でた人がスポーツ推薦を受けるとか、内申点が良い人は学校からの推薦を受けるとか・・・
そこで、普通の人が推薦してもらうことは、私のときは簡単にはできませんでした。
また、今大学に行くなら、学校が簡単に書いてくれる推薦状があれば、面接と小論文だけで大学に行けたりするとかしないとか。
さらに、私のときはどの大学に入るのも難しくて、ましてや推薦などそう簡単には使えませんでしたので・・・
今では誰でも行ける大学でも、当時は偏差値で50とかそれ以上あったので、そこそこ勉強しないと行けませんでした。
就職氷河期の到来
そして、大学を卒業するころには、バブルが弾けていて「就職氷河期」の到来となります。
そこで、そこそこ以上の会社に行くには、有名と言われる大学卒でなければ、入社することができませんでした。
もしくは、コネなどがない限り、中小に行く以外に方法はありませんでした。
そして、そういったのに挫折してしまった人は、必然的に派遣に流れたり、フリーターなどになりました。
また、派遣などに流れたら最後で、そこから這い上がるのは大変なことでした。
なるべくしてひきこもり
そして、派遣さえ務まらなくて、社会で挫折してしまった人は、ひきこもりになってしまうと言うことです。
あと、私のときは学歴差別が酷くて、大卒でないと受けたい会社を受けれませんでした。
さらに、大卒でも卒業大学でランク付けされて、差別されていました。
それは、大卒でも有名大学卒でないと、会社を受けることはできましたが、書類審査で落とされるのが当たり前でした。
そういった、社会的な制裁を何度も受ければ、ひきこもりになるのも当然だと思います。
自己責任だけでは片づけられない!
ひきこもりは「自己責任」と言う人もいると思います。
しかし、生まれた世代で格差があることで、必然的にひきこもる人が多い世代があります。
それが現在の40代で、そう言った40代を見て自己責任と言える人は、恵まれた環境にある人だと思います。
とにかく、40代といえば人が多い世代で、何をするにも激戦でした。
そんな激戦の中を勝ち抜いた人だけが、まともな生活を手に入れることができる、それが今の40代と言うことです。
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