学歴ハラスメント
学歴が問われるのは就職活動のときぐらいで、サラリーマンになってからは、学歴の壁を感じることはない。
そうお考えの人は、もしかして高学歴の人だけなのかもしれない。
俗にいうFランク大学出身のサラリーマンや、高卒、中卒の人は、異口同音にこう言うのだ。
転職、結婚、出世の局面で、学歴の壁は何度も出現すると…。
そして、たとえ大学に進学しても、中退すれば最終学歴は高卒止まり。
東大や早慶なら中退でも評価してくれるかもしれないが、それは偏差値の高い一部の高学歴大学だけだ。
Mさんの場合
現在、不動産会社で働くMさんは大学3年生のとき、当時偏差値45だった同県内の私立T大学を中退
その後、アルバイトや派遣社員をしながら、独学で宅建の資格を取得。
それが評価され、20代後半のときに大手不動産会社に中途採用された。しかし待ち受けていたのは、学歴の壁でしたと話す。
配属先は、本社の個人向け販売部門で、私以外は全員が難関大の出身。
自分がT大学を中退していることを話すと「そうなんだ…」と、リアクションに困った表情を見せるのは、まだいいほうで…
はっきりと「なぜ君みたいな大学中退者がウチの会社に入れたの?」と言う人もいました。
高卒扱いで給与は低いまま
社内でも優秀な人材が集まる部署だったので、エリート意識が高く、職場内でのカーストは最下層でした。
しかし、別の不動産会社で3年ほど働いていたこともあり…
入社3ヶ月目には、営業成績で部署内の営業マン20人中、上位5人にランクイン。
以降もトップクラスの営業成績をキープして、一目置かれる存在になった。しかし、収入にはほとんど反映されなかったという。
高卒扱いのため、大卒の同僚と給与体系が違ったんです。
辞めた40歳時点の年収は「550万円」でしたが、同年代の男性大卒社員は、ほぼ全員が800万円以上。
自分だけは平社員のまま
後輩が次々と出世していくのに、自分だけは平社員のまま。
しかも、30代半ばになると販売部門から、郊外の営業所へ異動になりました。
本社に比べると残業もなく、リストラ用の追い出し部屋というわけではなかったけど…
仕事を頑張ってアピールする機会すら失ったという。
本社に戻されることはなく、営業所の上司も自分より年下ばかり。
あるとき年下の上司に呼び捨てにされ「大学を中退しているからなと」学歴ハラスメントを受けることもしばしばだった。
私も学歴で苦労しました。
私も学歴では苦労した方で、 就職活動のときは散々な目にあいました。
例えば学歴が低いことで、面接前の書類審査で落とされることは、当然というか当たり前のようにありました。
また、書類を送っても、その後の返事が来なかったり…
私が知らない承知しないうちに、勝手に不採用通知を学校に送っていた会社もありました。
もっと酷いときは、適性検査後に私だけ別室に隔離され、面接前に強制的に帰されたこともありました。
私が就職活動したいたときは、今以上に学歴差別が酷いときで、学歴が低いことで何度も泣かされました。
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