フィンランドがベーシックインカムを試験導入
フィンランド政府は、全国民に毎月一定額を支給する「ベーシックインカム」(最低所得保障)制度を試験的に導入する方針を明らかにした。
労働年齢の国民から無作為に選んだ「2000人」を対象に、月額「560ユーロ」を給付する計画
フィンランドでベーシックインカムの試験導入は、2017年1月(2年の期限付き)から開始されたそうです。
そして、ベーシックインカムの導入については、賛否両論あると思います。
ちなみに、私はベーシックインカム賛成派ですので、フィンランドのベーシックインカムの試験導入が、成功すると良いと思っています。
日本でベーシックインカムが導入されたら?
日本でベーシックインカムを導入すると、都心で暮らすには、最低でも10万円(独身一人暮らし)ぐらいは必要になると思います。
そこで、日本の成人人口を簡略して1億人とすると、その全員に月10万円払うとなると毎月10兆円が必要で、年間にすると120兆円ものお金が必要になります。
そして、その120兆円を税金で補うにしても、税金だけで補える額ではないと思います。
ということで、仮に日本でベーシックインカムを導入するとなれば、まずは財源の確保が最重要課題になると思います。
スイスの国民投票について
約2年前に行われた、スイスでのベーシックインカムの導入賛否の国民投票は、反対派が「約78%」になり、ベーシックインカムの導入は否決されました。
その反対派の意見としては・・・
・財源不足「ない袖は振れない」
・勤労意欲が失われる。「働く必要がなくなる。」
・給付が減る年金受給者もいる。「年金給付が下がるので反対」など
ちなみに、賛成派の意見としては、税金の引き上げなどでベーシックインカムの財源は、十分に確保できると唱えたそうです。
ベーシックインカムの試験導入は失敗!?
フィンランドで行われていた、ベーシックインカムの試験導入は、2年という期限付きで、2年の期間を持って延長されずに終了するそうです。
そして、現時点での政府の見解は「やる気は消えうせつつある。」と発表したそうです。
それは、ベーシックインカムのやり方が間違っていたのか、そもそもベーシックインカムという制度自体が問題なのか、その点は不明ですが・・・
ベーシックインカムについては、良い点もあり悪い点もありますので、今後導入するにしても、多くの議論が交わされることになると思います。
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