引きこもりは犯罪者予備軍
川崎市の児童ら殺傷事件を受けて、引きこもりは犯罪者予備軍との議論が起こっています。
しかし、そうした報道が偏見を助長し、無関係の当事者や家族などを傷つける懸念があると訴えています。
なぜ引きこもりは犯罪者予備軍といわれてしまうのか?
それは、川崎市の殺害事件を起こした当人が、引きこもりだったという点が、非常に大きく報道されているからです。
また、引きこもりが実際に事件を起こした例は、数多く存在するからです。
引きこもりの深刻な孤立
引きこもりは、深刻な孤立状態に陥いることで、被害妄想が大きいといいます。
それは、自分が引きこもりになったのは、決して自分が悪いわけではないし、責任もないといいます。
それは、親が悪い、先生が悪い、友達が悪い、社会が悪い、政治が悪いなど、そのように思う人が多いといいます。
そして、引きこもりになったことを、悩んでいたり恨んでいる人が多いそうです。
しかし、引きこもりであるがゆえに、周りに相談できる相手がいないというのが現状です。
将来に希望が持てない
また、長年引きこもっていることで、将来に対して展望や希望が持てないといいます。
例えば、長年引きこもっていた人が社会に出たところで、バイトや派遣や日雇いで働けるのが関の山です。
正社員になどなれるはずもなく、仮に無理して正社員になったとしても、厳しい生存競争に生き残れるはずもないこと。
そういったことなどで、絶望感にさいなまれ、死にたいけど一人では死にたくないと、無理心中の気持ちが生まれるといいます。
そして、上記の川崎の事件もですが、秋葉原通り魔事件なども、将来に絶望したことで起こした、無理心中になります。
自宅にいる時間が長くなる。
セミリタイアした多くの人は、自宅にいる時間が必然的に長くなると思います。
それは、セミリタイアすると、働く時間が少なくなりますので、それに比例して、自宅にいる時間も長くなるということです。
それをいうなれば、完全な引きこもりではないけれど、半引きこもりのような感じになると思います。
そういったのを見た人は、それをどう思うのかということです。
大抵の人は、いい歳した大人がまともに働かないで、一体何をしているのかと、疑問に思うと思います。
もしくは、引きこもっている人を見て、人によっては、恐怖を覚える人もいると思います。
浅はかな考え方
それは、例えば上記の川崎市の殺害事件のことで、引きこもりが起こした事件だと、大々的に報道されたからです。
そういったことで、引きこもりは怖いと思う人もいると思います。
そこで、セミリタイアして引きこもることになれば、悪く見られることはあれど、良く見られることはないと思います。
とはいえ、引きこもり=犯罪者予備軍とするのは、浅はかな考え方だと思います。
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