旅行や送別会に直撃
新型コロナウイルスの感染拡大の余波は、旅行や送別会など、人の動きが活発化するシーズンを直撃した。
事業者は感染防止に奔走するが、売り上げの落ち込みに悲鳴を上げる。
借金苦でどうにもならなくなる前に、いっそ廃業した方がと、観光バス事業を営む男性は思い詰める。
クルーズ船客の利用がストップ、さらに国内旅行や視察が手控えらた。
全国のスポーツ大会の中止で遠征利用も途絶えた。
3月分のキャンセルで1千万円以上の収入が消え、車両リース会社に返済猶予を相談したが、取り合ってもらえなかった。
消毒をアピールするも…
県内のタクシーは、お年寄りの通院や飲み会帰りの利用も急減。修学旅行のキャンセルも出始めた。
車内を毎日消毒し、チェック表で乗客に明示して安全をアピール、運転手全員に除菌スプレーを持たせた。
殺菌力の高い消毒剤を導入し、手すりやつり革を毎日拭く。
マスクは窓口担当に優先配布し、運転手に行き渡らない状態。
また、今の状況が続くとアウトだ。ホテルの担当者は嘆く。
修学旅行や宴会のキャンセルで、稼働率は3割程度に落ち込む見通しという。
風当りが強いスポーツジム
感染例が出たスポーツジムなど、閉鎖空間を抱える事業所は風当たりが強い。
あるジムは、ヨガなど小部屋の利用を控えてきたが、休業し会費を半額返金。
カラオケがある居酒屋は、客が歌い終わるたびにマイクを消毒。カラオケ店は、送別会など予約の半分が取り消され痛手だ。
送別会の自粛ムードは、生花店にとっても死活問題。
金曜に多いはずの電話も来店もぱたっと途絶えた。暗い雰囲気だからこそ、花を贈って気持ちを明るくしては。
企業に案内チラシを配る予定という。
中国から資材が届かず
物流の停滞に翻弄(ほんろう)される例も。中国からデジタルカメラ部品の調達が難しくなり操業を停止した。
建築資材も中国産が多く、ユニットバスが手に入らず着手を延期。
薬局の経営者は、マスクや消毒液、体温計が入荷せず、店員用のマスクの在庫も底をつきかけている。
また、商品を巡り来店客から感情的に問われることもある。
感染リスクが高い最前線で、体を張るスタッフの事情も分かってほしいと、広く理解を求めている。
明日は我が身かも
私自身もついこの前、会社から「自宅待機」を命じられました。
それでも、自宅待機は水曜日のみで、基本給は補償されますので、大きく給与が下がるということはありません。
しかし、今の状態が今後も続けば、自宅待機の日が増えることになります。
さらに、基本給の補償がなくなる可能性もありますので、気が気ではありません。
そこで、上記を読んで他人事ではないなと思い、明日は我が身かもしれないと思いました。
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