アリとキリギリスとは?
アリとキリギリスとは、夏の間、アリたちは冬の食料を蓄えるために働き続け、キリギリスはバイオリンを弾き、歌を歌って過ごすことから物語は始まります。
そして、やがて冬が来て、キリギリスは食べ物を探すも見つからず、最後にアリたちに乞い、食べ物を分けてもらおうとしますが・・・
アリは「夏には歌っていたんだから、冬には踊ったらどうだい?」と食べ物を分けることを拒否し、キリギリスは飢え死んでしまう。
そんな物語です。
現在の私はアリと同じ心境かな?
現在の私は、セミリタイアするために節約したり投資をしたりしています。
そこで、節約するためには、多少なりとも食べたい物を我慢したり、買いたい物を我慢したりしなければなりません。
また、投資するにしても投資するためには資金が必要で、そのためにはお金を貯める必要があります。
要は、アリとキリギリスで言えば、今は夏のアリのようにセミリタイアに向け、食料(資産)を蓄えるために節約したり投資をしたりしているということです。
アリとキリギリスはどちらが正解?
しかし、ここで1つの疑問が生じます。それは、夏の間、一生懸命働いたアリの全てが、冬まで生きられるのかということです。
アリの中には、他の虫に攻撃され死んでしまったり、寿命で冬を迎えられなかったり、あるいは、人間に踏みつぶされたり、時として「まさか」の出来事が起こることもあると思います。
そう考えるとアリではなく、キリギリスのようにその日その日を楽しく生きるという選択もありなのではないかと思います。
そして、アリとキリギリスを一見すると、キリギリスがさも悪いことをしているように見えますが、アリの行動もキリギリスの行動も、どちらが正解とも不正解とも言えないと思います。
セミリタイアの失敗例
セミリタイアをしたもしくは、セミリタイアしたいと考える多くの人は、多分セミリタイアすることが、自分の中で正解だと思うからセミリタイアをする。そう思っていると思います。
しかし、セミリタイアにも失敗(不正解)は往々にしてあって、例えば、セミリタイアしたことにより、社会との繋がりが切れて孤独になってしまったり、収入が少なくなったことに大きく不安を感じてしまったり・・・
もしくは、セミリタイアしたことで、社会復帰いわゆる正社員に戻れなくなってしまったり、セミリタイアにもメリット・デメリットがあると思うんです。
それは、アリとキリギリスでいうなら、アリ(セミリタイア)が、必ずしも正解ではないということです。
最後に
セミリタイアをするということは、上記にも書いたようなデメリットもあると思いますので、そのデメリットをいかに自分の中で噛み砕いて吸収できるかということだと思います。
それができなければ、セミリタイアするかどうかでずっと悩むことになるし、セミリタイアをしたとしても、失敗する可能性が大きいのではないかと思っています。
私もですが、大抵の人は仕事なんてしたくない!と思っていると思います。しかし、いざ仕事から離れてみると、周りの働いている人を横目にして、働いていないことで不安が襲ってきたり、働いてないことが悪いことをしてると錯覚してしまう。
アリとキリギリスで言えば、働いていない無職のキリギリスは悪いことをしてるみたいな。
そこで、セミリタイアをして無職もしくは短時間労働などになったとしても、働いていないことで卑屈になったりすることがないような、精神的な鍛練というか考え方を持つ必要があると思っています。
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