ベーシックインカムを導入して失敗したナウルの末路

スポンサーリンク

000009160 ナウル – Wikipedia

ベーシックインカムとは

ベーシックインカムとは、政府が国民に対し生活する上で、必要となる最低限必要な現金を無条件で支給するという制度です。

そのベーシックインカム導入は、複雑な社会保障制度を一本化してスリム化できるメリットがありますが、しかし、労働者の働く意欲が減退するなどのデメリットもあるため導入に否定的な人も多い制度です。

現在、フィンランドやスイスでベーシックインカムの導入が議論されていますが、今のところ導入とはならない公算が大きいです。

ベーシックインカムを導入したナウル

世界に先駆けてベーシックインカムを導入した国があります。

現金の支給のみならず、所得税や消費税、医療や教育の負担もゼロにしてしまった国

それは「ナウル」(ナウル共和国)です。

ナウルは、太平洋に浮かぶ国土面積がわずか21平方キロメートルの独立国家で、バチカン、モナコに次いで小さく、人口も1万人程度しかいない国です。

ナウルの繁栄は「リン鉱石」

そのナウルが、なぜ現金の支給だけでなく、その他のことについて完全無料とできたのか?

それは、豊富な「リン鉱石」があったからです。

膨大な時間をかけてアホウドリを始めとする海鳥の糞が堆積されることで生成されるこの資源は、良質な化学肥料の原料となるため高値で取引されます。

しかし、リン鉱石立国として1968年に独立国家となった彼らの繁栄は、無計画な採掘により15年と持ちませんでした。

現在のナウルについて

繁栄していた当初は、国民は、1周30分で回れる狭い国土に不要だと思える高級外車を買い漁り、食事は外食しか行わなくなり、海外にショッピングに出向き散財しました。

当然、こんなことをしていれば限りある資源が枯渇して破綻するのは当然です。

驚く事に彼らは働いて稼ぐことを未だに知りません。

その結果、富を失っても、全国民の就業率は10%程度(失業率が90%)で、その10%のうちの約95%は公務員というなんとも異様な国となってしまいました。

また、ダントツで世界一の「肥満国」(国民の79%が肥満)であり、多くの国民が糖尿病に苦しんでいます。

最後に

タラレバの話しになってしまうのですが、もっと倹約して摂生しながら生活していれば失業率が90%もの国にはならなかったのではと思わざる得ない?

もしくは、現金を支給して贅沢三昧するよりも、そのお金をもっと教育なり投資になり使っていれば、もしかしたら国として繁栄していたかもしれずです。

ただ、ナウルについては、お金は残りませんでしたが、良くも悪くも多くの人の記憶に残る国にはなったと思います。

スポンサーリンク